弟のこと
2014年 03月 20日
まいちゃんはあまりハイハイしない子で,7か月でつかまり立ちを始め11ヶ月では歩けていたのですが,弟はハイハイが長く1歳頃にようやく伝い歩き,歩き始めたのは1歳2か月〜3か月頃でした。まいちゃんは階段など段差があるところでは手を繋いでくれましたが,基本あまり繋ぐのは好きでない感じで,言われるから渋々だったのに対し,弟は自分から手を伸ばしシッカリ繋いでくれます。児童館などへ行ってベビーカーから下ろすと,まいちゃんはサッサとおもちゃへ向かいましたが,弟は私にしがみついてまず周りの様子を伺います。
印象的だったのは,7〜8ヶ月頃でしょうか。リビングに放り出してあった掃除機を弟がいじっていたら,スイッチを誤って押してしまい『ギュイーン!』とすごい音で可動し始めた時。ビックリして恐怖に顔が歪み“私の方を見て”号泣し始めました。初めて『これは・・・感情の共有(*゚д゚*)?』と思いました。その頃から弟は何かを指差すと私の方を振り返って見るように。1歳過ぎでお菓子の入っている棚やジュースの入っている冷蔵庫のポケットを指差して『こりぇ(コレ)!こりぇ〜〜!!!』と要求するようになりました。
1歳半健診の問診票・・・質問の一つに【指差した後,振り返って見ますか?】とあって,正直なんですとΣ( ̄□ ̄;)!と思いました。4年で変わるものなんですね。苦笑。まいちゃんの時は確か【興味ある物を指差しますか?】だけだったと思います。ハイ,に何の疑いもなく○をつけた私。もしこの【振り返って見ますか?】があったら,いいえに○をつけていたなぁ。そうしたら,もっと早くに気付いたかもしれないのに。←って別に,行政を責めている訳ではありません(^_^;)。
実際,私の住む地域は療育が非常に手厚く進んでいると有名で,1歳半健診の待合室でも保健士さんが注意深く観察している様子が見られました(と言っても,第二子で,自閉症について詳しくなった今だからこそ気付く程度です。)問診票のその他の質問にもだいたい問題なく答えられた弟ですが『ママ,まんまなど物の名前を3つ以上言いますか?』には『うーん・・・』とちょっと考え込んでしまいました。車は全て『きゅーきゅーしゃ』,おやつは全て『バナナ』,ママとパパも混同していますが,まぁ言ってると言えば言っている。そんな程度です。
物の名前ではないですが,手を出して『ちょーだい』,欲しいものを指差して『とって』,手を合わせて『○×?#でったー(ごちそうさまでした)』と言ったりはします。保健士さんとの面談では(それまでの待ち時間が長く愚図り始めてしまって)椅子に座って向き合う事はできませんでしたが,手を振って『バイバイ』はできました。問診票の何でも欄に,上の子が自閉症なので常に心配しながら育てていますと書いたせいか,小児科の先生が『お母さん,今の時点では普通と言えます。普通です。』と強調しておられました。
同じ月齢の頃のまいちゃんは,パズルが得意で図鑑もよく見ていましたが,弟はパズル全然できません。本も車関係のものばかり持ってきます。ぞうさんどれ?などにも答えられません(勢い良く『こりぇー!』と全く別の物を指差す)。歌が好きなのは一緒で,いないいないばぁっの『わーぉ!』を一生懸命踊っています。まいちゃんのiPadを覗き込むのが好きで,二人でソファにくっ付いている様子はとっても微笑ましく,母として嬉しい時です。このまま,二人とも元気で育ちますように。